安藤サクラ主演映画「百円の恋」の感想と評価をまとめます。


2週間と短いスケジュールで撮影された映画で、安藤サクラの活躍が光り第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞しました。


テンポの悪さや話の規模の小ささを見事に主演安藤サクラをはじめとした役者陣の演技で大作に昇華させた作品です。

撮影スケジュールの短さは微塵も感じさせない安藤サクラの演技をご覧ください。

映画「百円の恋」U-NEXTだと初回登録のポイントで無料で見れますので、ネタバレを避けたい方は先に見ておくと良いでしょう。(2017年1月8日まで配信:R15)
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百円の恋のあらすじ


movies.yahoo.co.jp

斎藤一子(安藤サクラ)は、32歳になっても実家にひきこもりの自堕落な生活を送っていた。母親の斎藤佳子(稲川実代子)は弁当屋を切盛りしており、父親の孝夫(伊藤洋三郎)は役立たずだったが、子供を連れての出戻りの妹の二三子(早織)が実家に帰ってきたことにより、問題を抱えるようになる。一子は、二三子の子供とはテレビゲームで良い関係を築いていたいにも関わらず、二三子とは歯医者に母親が治療費を出すかで喧嘩してしまい、母親からもお金を貰って追い出されてしまう。
一子は一人暮らしを始め、夜な夜な買い物に行っていた百円ショップに勤めることになるが、そこは実は社会の底辺の人間達が集まる巣窟のような場所であった。店長の岡野淳(宇野祥平)はうつ病で、店員の野間明(坂田聡)はバツイチで口うるさくてしつこい。また、元店員で、レジの金を盗んだ池内敏子(根岸季衣)は、毎晩廃棄される焼きうどん弁当を盗みに来るという。
一子は、いつもストイックにボクシングの練習をする狩野祐二(新井浩文)に興味を持っていた。ある時、狩野が百円ショップにバナナを置き忘れ、一子がジムまで届けに行った際、急にデートに誘われる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%86%86%E3%81%AE%E6%81%8B

良かった点

綺麗な女優をヒロイン起用することが見る者の視覚に訴えて感動を増幅させる、そんなくだらない考えを一掃してくれるくらいの主演安藤サクラの「だらしなさ」と熱演でした。

安藤サクラ演じるだらしない女が繰り広げる生活感が非常に生々しく、とても感情を引き込まれました。

また、100均コンビニで繰り広げられる底辺たちのストーリーもここまでいくとすがすがしく感じられるレベルです。


そして一番の見どころが安藤サクラ演じる一子の後半からのひたむきさ。

ボクシングを通じて成長していく一子が屈辱をバネに成長していく姿は胸を打ちました。

これを約2週間で撮ったというのだから驚きです。

まとめ

演者の熱演の為に見る人によっては非常に生々しく不快に感じる人がいるかもしれません。

またストーリーのテンポも良いとは言えないため、この作品の中で細かい人間の心理描写が楽しめない人には少し退屈に感じる時間が多いのかもしれません。

感想・評価

私個人としてはとても楽しめた作品でした。

安藤サクラ演じる一子の魅せるひたむきさ、不器用さ、必死さなど演技の幅に驚きっぱなしでした。

「クズだなー」とみていた主人公がボクシングに打ち込んでからは「がんばれ、がんばれ」とすっかり感情移入して応援してしまいました。


新井浩文演じる狩野へ不器用ながらも必死に愛を伝えようと食らいつくさまは少しクスッと笑ってしまう場面もありでした。


そしてこの作品を語るうえで欠かせないのが後半で魅せる一子のボクシングの試合のシーン、そして一子が号泣するシーンです。

おそらく人生で「本気」になったことなどない一子の「本気」はまさに見ものです。

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